①ボディ製作開始
ギターを始めてから25年以上経ちますが、恥ずかしながらライトアッシュボディのギターを弾いたことがありません。
ですが、やはりストラトといえばライトアッシュにメイプル指板。
一度は弾いてみたいと思う組み合わせです。
今回は50年代くらいのストラトを意識して、作ってみようと思います。
ボディはアイモクで購入。できるだけ軽量で、2ピースの両サイドにしっかり板目が出ているものという注文をしました。(以前2Aのボディを購入した時に、あまりいい杢目がこなかったので、今回はしっかり希望を伝えることにしました)
まずは外周に沿ってバンドソーでカットしていきます。もう少し良いバンドソーだった違うと思いますが、私のバンドソーは2万円くらいの入門機なので、ちょっと刃に負荷をかけると、すぐパツーンと刃が切れてしまいます。
なので、↓のように一定間隔で切れ込みを入れていき、刃に負担をかけないように、小さいブロック単位で切っていきます。
懐にそれほど余裕がないバンドソーなので、一度刃を外したい時などはこのくらい細かく分けてある方が融通が利く気がします。
ただ、どうしてもツノの部分は切るのがとても難しい(特に短い方のツノ)ので、私は↓のように、裏側からもテンプレート(ストラトはボディのテンプレートを2枚使うので、2枚めを使ってます)を貼って、おおよそで刃を入れていきます。
ただ、まだまだ木が残っているので、私はスピンドルサンダーでもう少し削ります。
次はトリマーで外周を整えていきます。ルーターテーブルは怖いのでもう使いません。
トリマーをアクリル板で作った台に固定して、できるだけ水平を保てるようにしています。↓ではボディの切れ端にテンプレートと同じ厚さのMDFを貼り付けて支えにして使っています。こうすれば安定した角度で材に刃を当てながら削れるので失敗しません。
少しずつ刃を出しながら、数回に分けて削っていきます。
ただ、ある程度のところで刃が届かなくなるので、そうなったら裏返して、先端にコロのついているビットで削っていきます。
無事に外周を削ることができました。
次はピックアップキャビティ他のザグリです。
まずはフォスナービットでおおよその部分を削ります。
最終的には
ピックアップキャビティが20mm
コントロールキャビティが35mmを目標に削っていきます。(フォスナービットでは少し余裕を持って浅めに削ります)
ブリッジ部分は貫通です。
トリマーで目標の深さまで削っていきます。
ひと通り削れました。
裏のスプリングキャビティの深さは18mm
ブリッジの裏側は42mmまで削ります。
次はネックポケットです。
端から75mmの位置にテンプレートを当てて削ります。
今回はここまで。
次回は角の面取りと、コンター加工です。