⑦どうしても我慢できずに塗り直す
サンディングシーラーを厚塗りした結果、ちょっとした事で白化していく塗面にどうしても我慢ができず、思い切ってボディを塗り直す事にしました。
クリアを剥いで、下地のサンディングシーラーをギリギリまで削っていきます。
ボロボロパキパキと剥がれていくクリア塗膜。とても気持ちいいです。
改めて下地を整えたボディです。端の方は少しグリーンが剥げてしまったので、色の補修をしています。
そして再度クリア塗装。
サンディングシーラー厚塗り時に比べて、明らかに透明度が高いです。
決してクリアも厚塗りはしていないのですが、杢目のギラギラ感はかなりの差異があります。
乾燥後、改めて組み上げて完成。
音についてですが、明らかに明瞭度が増しました。
バスウッドボディ、決して音は悪くないです。どういうわけか生鳴りはシンラインより大きいです。
やはり塗装が薄いからでしょうか。
塗り直したおかげで、弾いていて楽しいギターに生まれ変わりました。
ただ、一度ネジを締めたところはダメですね。
ブリッジなど、一度穴を埋め直してからでないと、全然ネジが効かないので、トレモロタイプのブリッジでは使いたくないですね。
昔バスウッドボディでロック式トレモロのギターを使っている時に、アーミングしたらスタッドごとスポーンと抜けてしまった事もあり、強度に関しては悪評通りなので、バスウッドを使うならトップにメイプルなどを貼って使うのがよいと思います。
というわけでバスウッドのテレキャスター、改めて完成です。